ウィーン旅行

by tsuruyuna posted 2014年9月1日 category days

先日、妹と二人で6日間ほどウィーン旅行にいってまいりました。

目的は、私の好きなクリムトの作品を直に見る事。

ウィーンにはいくつか大きな美術館があり、その中で最も印象深かったのは、ベルヴェデーレ宮殿です。この宮殿は貴族オイゲン公の夏の離宮で、上宮と下宮からなるのですが、今はそのどちらともが美術館となっています。クリムトやシーレなどの世紀末芸術の作品群は上宮に所蔵されています。下宮は、現代アートの展示をしていました。

その美術館の中に、クリムトの代表作「接吻」をはじめ、初期の写実的な作品、豪華絢爛な黄金の作品、晩年の群像の作品、描きかけの人物画などなど全てクリムト作品だけで展示されている一室がありました。薄暗い部屋の中に大小の作品がライトアップされ、その空間自体がクリムトというかんじ。作品一つ一つももちろん素晴らしいですが、その空間にときめいてしまいました!クリムトがその展示をしたわけではありませんが、一つ一つの作品の質を高めるだけでなく、それをどう展示して空間を作るかが大切だなと感じました。

また、バリエーション豊かな作品作りの大切さも感じました。前述したとおり、クリムトの展示室にはクリムトの画家人生の全てが詰まったともいえるバリエーションの豊かさがありました。それと同じことを今私も出来るとはまだまだ未熟ですので恐れ多くてとても言えませんが、いずれはそうなりたいし、そのことを念頭に置いて制作することが大切だなと思うのです。毎回同じような女性像ばかり描いていても、描いている方も鑑賞する方も飽きるしつまらないですよね。同じ女性像を描くにしても、新たな実験や、その瞬間にしかないみずみずしい感覚を常に持ち合わせていたいなと思います。

そして、クリムトの作品はやはり素晴らしかった!クリムトと言えば、装飾的な黄金の作品をすぐに思い浮かべると思いますが、私は写実的な作品の方も好きです。当たり前なんですがめちゃくちゃ上手いです!↓なんて、こんな小さい画面の中にとっても細かく少女が描かれているんです。洋服はわりと荒めですがその筆使いが気持ちがよくて、一方少女のお顔はとても繊細に柔らかい光をまとっているかのような質感、、、うますぎる~!!

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一方、真骨頂である装飾的な作品、、、実は私はあまりにも装飾的すぎるものは、すてきだとは思いますが、どちらかというと惹かれないんです。完全に好みの問題ですね。だから、「接吻」も、図録等で見慣れすぎているせいもあるかもしれませんが、ほうほうすてきね、、というぐらい。それよりも写実的な女性像と装飾が同じくらい、もしくは写実よりに融合している作品が好きです。ダナエとかユディットとか、、、

心残りといえば、クリムトの最期のアトリエに行けなかったこと。旅行中休館日でした、、、。そういうことも考えて計画せねばですね。やはり海外旅行は時間に融通がきく学生のうちに行くべきですね、、、。

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←こちらはレオポルト美術館。

ウィーンはもう秋の気候で肌寒く、何も考えずに適当に来てしまった私は薄手の服しか持ってきていなくて、妹に怒られ、ジャージを借りました。上パーカーに腰にジャージを巻くというなんとも謎のダサいファッションです(笑)

 

 

 

 

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←これもレオポルト。

クリムトの風景がどこで描かれたか画面をタッチしたら分かるという、、

クリムトの風景がも大好きです!

 

 

 

 

 

他にも惹かれる作品が沢山ありました~!その中のいくつか↓本当ごく一部です、、

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ということで、とても楽しく勉強にもなった旅行でした。短い旅行でしたが、学んだり感じたことを今後の制作に生かしていけたらと思います!

さ、明日から仕事始まります!!

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